Gentoo Linux ATi FAQ

1. ハードウェアサポート

私のATIボードはサポートされていますか？ 

ほとんどのATIボードの2D機能はXFree86でサポートされています。3D機能はDRIプロジェクト（すでにXFree86に取り込まれている）か、ATI（クローズソースドライバ）によって提供されています。

私はAll-In-Wonder/Vivoボードを持っています。これらのボードのマルチメディア機能はサポートされていますか？  

マルチメディア機能はGATOSプロジェクトによってサポートされています。

私はx86を使っていません。どんな方法がありますか？ 

xfreeはPPCやAlphaプラットフォームでもほとんど同じようにサポートされていますが、ATIのクローズソースドライバを使うことはできません。ですから、r300の3D機能は全く使えません。もしあなたがそのようなカードを持っていてxfreeでサポートして欲しいのであれば、ATIにスペックを公開するようにお願いしましょう。

ノートパソコンのMOBILITYシリーズはサポートされていますか？  

サポートされていると思いますが、チップが持っている番号がOEM PCIのものであるため、設定に問題が出るかもしれません。ほとんどの場合、自分で設定ファイルを書くか xf86config を使うことになるかもしれません。

2. インストール

パッケージ 

xfree というebuildを使うとXFree86をインストールできます。xfree-drm はDRIが必要とするカーネルモジュール、ati-drivers はATIクローズソース X ドライバとカーネルモジュールをインストールします。

// xfreeにRage128ドライバとモジュールをインストールしたい場合
# VIDEO_CARDS="rage128" emerge xfree-drm
// RADEONシリーズの場合
// (r100、r200、r250。まだ r300 はサポートされていません。)
# VIDEO_CARDS="radeon" emerge xfree-drm
// ATIのクローズドドライバをインストールする場合
// (r200、r250 、r300 のみ)
# emerge ati-drivers
// XFree86のみをインストールし、どのカーネルモジュール（ドライバ）も
// インストールしない場合
# emerge xfree

設定作業 

xf86cfg や xf86config を使用したり、XFree86自動設定オプションを直接使ったりすれば良いでしょう。

Code Listing 2.2

# X -configure

基本的な設定ファイルである XF86Config についてもっと知りたい場合は、デスクトップ構築ガイド（日本語訳）を参照してください。