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[gentoojp-users 528] Re: I'm new to gentoo.



中野です
こんにちは。

> 1. NISで名前解決をする以前にNFSマウントが試みられて失敗する。
> 
>  起動時のメッセージのラストあたり、gentooでは
> Binding eth0 up...
>         Setting default gateway...
> Mounting network filesystems...
> Starting portmap...
> Starting sshd...
> Starting ypbind...
> Starting local...
> とメッセージが現れて、その後にログインプロンプトが出ます。
>  vineではどうもypbind(NISクライアントのためのデーモン)が
> portmap(NFSのためのデーモン)より先に起動しているのでしょうか、
> 以下の問題が起こらないのですが、gentooでは/etc/fstab内に
> master:/home        /home/        nfs        rw        0 0
> などを記述している場合、クライアントがNFSマウントを試みる段階では
> master(NIS/NFSサーバの名前)を知らないわけで、このためマウントが
> されないのは当然だと思います。ここでmasterでなくNIS/NFSサーバの
> IPアドレスを直接書けば、DHCPによるアドレス取得はNFSマウントより
> 先に試みられるので問題ないようです。
(略)
>  gentooではサービスの起動の順番をどう設定すればいいのでしょうか。

gentooでは各起動スクリプトは依存関係を持っていて、
それにより起動順序が決められます。

詳しくは、https://www.gentoo.org/doc/ja/rc-scripts.html を参照ください。

それでypbindがmountの後に起動されしまう件は、
/etc/init.d/netmount の、
local myuse=""
を、
local myuse="ypbind"
にするとどうでしょう?

DHCP周りの話も同じだと思います。

ただ、元からこうなっていてもいいような気がするので、
何か副作用があるのかもしれません。
(最近NISでhostnameを解決する人って少ないような気もするので、
ただの考慮漏れのような気もます。)

> 2. 起動時に実行したいシェルスクリプトはどこにおけばよいのか?

自分で/etc/init.d/のファイルを作ってもいいですし、
/etc/conf.d/local.start に書くのがGentoo流のようです
(このファイルは/etc/init.d/local から呼ばれるみたいです。
使ったことないので、間違ってるかも)

> 3. rc-update add <サービス名> <ランレベル数>を実行すると
> アラートが出されて機能しない。
> 
>  rc-update add sshd 3
> などとしても
> runlevel 3 not found; 
> skipping

Gentooでは数字のrunlevelは通常使いません。
普通はdefaultと言った単語を使います。
これも詳しくは上のドキュメントを参照ください。

> 4. /etc/make.conf中で
> PROXY="<ip adress>:<port number>"
> としても反映されない。
> 
>  いまのところ、
> export fttp_server="<ip adress>:<port number>"
> export htp_server="<ip adress>:<port number>"
> などとして対応しています(知人が教えてくれました)。/root内に
> bashrcをもってきてそこに
> fttp_server="<ip adress>:<port number>"
> htp_server="<ip adress>:<port number>"
> などと書くのもありでしょうか。いずれにせよ、たしか公的な文書に
> /etc/make.conf, /etc/make.global中に
> HTTP_PROXY="<ip adress>:<port number>"
> FTP_PROXY="<ip adress>:<port number>"
> あるいは
> PROXY="<ip adress>:<port number>"
> とすれば

まず、proxy関連はportage(emerge)自身では特に制御してないです。

ただ、/etc/make.confに書いたものはそのままemerge時に環境変数になるので、
http_proxy="host:port"などと/make.confに書いておくと、
それがそのままwget等で使われるというだけです。

で、man make.confにはHTTP_PROXYと書いてあるのですが、
wgetはhttp_proxyしか使わないようです。
ですので、manが間違っているような気します。

http_proxy="host:port"
ftp_proxy="host:port"
とmake.confに書くと見てくれそうです。

ちなみに公的な文書ってportage-manualでしょうか?
たしかにそう書いてありますねぇ…

> emerge syncあるいはemerge-webrsyncが有効になるとあったはず
> なのですが、だめでした。これに気づくのに相当の時間を費やして
> しまったのですが、原因はなんでしょうか?なお、プロキシの関係で
> emerge syncでなくemerge-webrsyncを使用しています。portageを
> もってくることに成功しました。

で、emerge syncの方は、
man rsyncしたところ、rsyncのproxyはRSYNC_PROXYで指定できるみたいなので、
make.confにRSYNC_PROXY="host:port"
と書いたらどうでしょう?

それと、emerge-webrsyncはemergeと付いていますが、独立したツールだと思っ
た方がいいです。
今見たら、GENTOO_MIRRORSとPORTDIRは/etc/make.confから持ってきますが、
他は使ってないようです。
ですので、emerge-websyncでproxyを使いたい場合には、
# http_proxy="host:port" emerge-webrsync
みたいな感じでするしかないようです。