この文書は、Serial ATA (SATA) Linux status reportを著者のJeff Garzik([email protected])に許可を得て、五十嵐 正尚([email protected])が翻訳し、GentooJPで公開しているものです。翻訳版に関することは訳者に連絡してください。
日本語翻訳版 最終更新日 2005-05-17
この対応状況は、カーネル2.4.30と2.6.12-rcXに含まれる最新リリースのSATAドライバに対してのものです。
ADMAドライバは、初期テスト版として利用できます。
そして、情報が公開されているチップセットのリスト(オープンソース開発者が、プログラムするための情報を容易に利用可能であるハードウェア)にSilicon Image 311xを追加できて嬉しいです。
libataドライバサポート状況: 正式対応していますが、問題 #2と#3を見てください。 問題 #2に対する最近の作業で、状況を改善しました。
drivers/ideドライバサポート状況: 正式対応していますが、問題 #1と#2を見てください。
問題 #1: BIOSの設定に依存するので、(libataではなく)IDEドライバがドライブを調査するときにコンピュータが無反応になるかもしれません。
問題 #2: 設定によって過度の割り込みの発生があるようです。これは、libataで修正されるべきですが、IDEドライバでも修正される必要があります。
問題 #3: BIOSで"Enhanced mode"や"SATA-only mode"が設定される必要があるかもしれません。
libataドライバサポート状況: 正式対応していますが、NCQとホットプラグのlibata coreサポート待ち。
注記1: AHCI specification(訳注: AHCI仕様書)は、誰でも参照可能な公開文書です。
注記2: Intel社とULi社のチップセットは、AHCIに対応していることが現在分かっています。
注記3: SiS社のロードマップ上でAHCI対応が予定されています。
注記4: VIA社は次のチップセットでAHCIに対応する予定です。
その他の会社も続いて欲しいです。AHCIは、すばらしい設計です。
libata TX2/TX4ドライバサポート状況: 正式対応していますが、問題 #5を見てください。
問題 #5: SATAポートと同様にPATAがあるボードがあります。PATAは現在サポートされていませんし、改良される予定はまだありません。 理想的にはdrivers/ideがPATAをサポートしてほしいですが、同じところに接続されているPCIデバイス構成である場合、実現できないでしょう。
2004/09/30更新情報: libata-dev queueでPATAサポートの仮パッチが利用可能となりました。
2005/04/15更新情報: NCQ対応SATAII TX2/TX4が載ったボードが最近サポートされました。NCQサポートは、libata coreの対応待ちです。
libata SX4ドライバサポート状況: ベータ版ですが、問題 #6と#7を見てください。
問題 #6: SX4ハードウェアは、Linuxカーネルドライバでは完全には利用できません。 SX4ハードウェアは、オンボードDIMMとハードウェアXOR offloadエンジンを備えています。 キャッシュ用にオンボードDIMMを使い、(ディスクそれぞれに一回ずつ発行する代わりに)一回のRAIDトランザクションを発行すると、パフォーマンスを良くすることにつながります。 しかし、ドライバはまだこの動作に対応していません。 SX4ハードウェアは、とても"RAIDに適して"います。特にRAID1/5には適しています。 おそらくユーザは、このハードウェアを完全に活用するPromiseドライバを使用したいと思うでしょう。
問題 #7: 特定のDIMM(高品質ECC registerdメモリ)で、データが壊れたという報告がありました。
libataの構造には適していません。libataとは別のブロックデバイスドライバ"sx8"がこのハードウェア用に書かれています。
2005/04/15更新情報: ATAPIのサポートが必要なので、結局libataを使用することことになるでしょう。
libataドライバサポート状況: ベータ版。
drivers/ideドライバサポート状況: ベータ版?
libataドライバサポート状況: 早期レビュー版ドライバが利用可能。
libataドライバサポート状況: 正式対応していますが、QDMAサポートはまだです。
libataドライバサポート状況: 正式対応。
libataドライバサポート状況: ベータ版。
libataドライバサポート状況: ベータ版。
libataドライバサポート状況: 正式対応。
libataドライバサポート状況: 開発中止中。
私はHighPointに連絡を取ったことがありません。Marvellを使用するもの以外のSATAカードが存在するなら(ってある?)、どなたかカードとドキュメントを私に送るようにHPTをつついてください。
libataドライバサポート状況: 開発計画のあるドライバはありません。
ドキュメントは公開されています。(イェーイ!)
2004/12/27更新情報: libataドライバサポート状況: テスト用にアルファ版がlibata-dev queueで利用できます。
3-wareハードウェア用のlibataとは別のオープンソースのSCSIドライバが存在します。
libataドライバサポート状況: ベータ版。
情報公開されているチップセット:
Silicon Image 311x
Intel ICH5/ICH6
AHCI: Intel ICH6-R/M, 今度のSiS
ADMA: Pacific Digital Talon, その他?
私は、Vitesse/Intel 31244ドキュメントが同様に公開されていると思いますが、調査する必要があります。
アルファベット順で記します。どこか抜けがある場合、知らせてください。
garzik's sata pagesに行く。 日本語翻訳版のLinuxでのシリアルATAトップページに行く。
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