福冨様、太田様、応答に感謝です。電通大は比較的訪ねやすい環境に
ありますので勉強が進んだらぜひ参考にさせていただこうと思います。
詳しくは以下に譲りますが起動CD作成にあたりましてmibootは
LinuxPPC 200Q4に使われたものを使用するのがよさそうです。
いろいろ調べ、試してみましたがまだgentoo ppc版による起動
CDの作成には成功しておりません。経過を報告させていただきます
のでお気づきの点がありましたらみなさま、よろしくお願いします。
LinuxPPC 200Q4に用いられたmibootを使用することで
VineLinuxPPCのインストールCDをOldWorld機でも起動ディスクと
して使えるようにすることができました。このあたりはVine ML上で
とくに花井様のお世話になりました。
http://search.luky.org/vine-users.5/msg09734.html
中にリンクとして
http://www.hnz.kpu-m.ac.jp/~hanai/ppclinux/miboot_install.img
http://www.hnz.kpu-m.ac.jp/~hanai/ppclinux/miboot_system.img
が用意されています。回線のトラブルなのか、上のURLからダウンロードが
できなかったのですが(他の方からもそのような報告がありました)、起動
CD上のファイルの配置などについてはたいへん参考になり、起動ディスクを
焼くことができました。
# ところでこのページに
「このパッケージではカーネルはVine26_Kernel22 を指定しています.
2.4 カーネルは,oldworld mac ではhfs mount がうまくいかないため,
インストールには使えません.」
とありますが、gentooでこれが問題になっている可能性はないでしょうか?
mibootについては
http://lists.terrasoftsolutions.com/pipermail/yellowdog-general/2003-May/007724.html
での説明がたいへん役に立ちました。このURL上のリンクからYDLを
用いたOldWorld-NewWorld機両方に対する起動/インストールCDを
作成できました。
# NewWorld機に対して私は動作の確認をしておりません。
# OldWorld-NewWorld機両方につかえる(らしい)というメリットは
Vineで作成したものも同じはずです。
ふたつのディストリビューションで成功しておりますから、おそらく
mibootの取り扱いに本質的なミスは冒してないことと思うのですが、
いずれもRedHat系でありますためgentooとは大きく事情が異なる点が
あるのだろうと考えます。
たとえばインストールCD用にGentooPPC_1.4_rc7をダウンロード
してきましたところ
map.hfs
System.map
ofboot.b
といったファイルがシステムフォルダ("boot")内に見られるのですが、
これらは先のふたつのディストリビューションのCDには相当するものが
なさそうです。そして残念ながらこれらのファイルの役割が(とくに
ofboot.bはMacOS上で開けるテキストファイルではなさそうで)私には
いまのところまったく調べられておりません。
また、RedHat系ではHD/MOにインストールCDの中身をコピーして
起動の具合をテストすることができたのですが、gentooでは同じく
インストールに失敗するとは言っても、画面に現れるエラーメッセージが
HD/MOの場合とそれをCDに焼き直してみた場合とで異なります(先に
挙げましたSystem.mapが関わっているような気がしますがどうで
しょうか)。
結局、前回からほとんど進展はないのですが、以下に示しますような
ファイル階層のCDとyaboot.confの組み合わせで
VFS: Cannot open root device "" or 16:01
Please Append a correct "root=" boot option
Kernel Panic: VFS: Unable to mount root fs on 16:01
というエラーメッセージが表れてシステムが立ち上がるところまで行きません。
原理的にはGentooPPC_1.4_rc7がそのままNewWorld機を起動させる
ことができるCDであるのなら、以下の設定でOldWorld機が起動しないはずが
ないと考えるのですが、どこかに勘違いがありましたらご指摘ください。
その他、理解不足の点などありましたらあわせてアドバイスいただけたら
幸いです。
# 重複して申し訳ありませんが、ほぼ同内容の報告をLinuxPPC MLにも
投稿させていただきました。重ねてお目汚しの場合、申し訳なく思う次第
です。
CDの中身
boot/
----boot.msg
----initrd.img.gz
----map.hfs
----ofboot.b
----System.map
----vmlinux
----yaboot
----yaboot.conf (<-いま扱っているmibootはこれを読んでくれるそう。)
----Finder
----magicboot
----System (<-miboot)
Linux Kernels/ (<-いま扱っているmibootはここにカーネルを探しに来る。)
----vmlinux
docs/
----gentoo-ppc-install.txt
live.gcloop
ppc-stages/
----stage1-ppc-1.4_rc7.tbz2
----stage2-ppc-1.4_rc7.tbz2
----stage3-ppc-1.4_rc7.tbz2
yaboot.confの内容
## $Header: /home/cvsroot/gentoo-src/pvdabeel/ppclivecd/files/boot/yaboot.conf,v
1.1 2003/02/23 18:27:33 pvdabeel Exp $
device=cd:
root=/dev/ram
default=live
timeout=100
message=/boot/boot.msg
fgcolor=white
bgcolor=black
image=/boot/vmlinux
initrd=/boot/initrd.img.gz
initrd-size=11000
label=live
read-write
append="init=/linuxrc"
image=/boot/vmlinux
initrd=/boot/initrd.img.gz
initrd-size=11000
label=live-safe
append="video=ofonly init=/linuxrc"
read-write
# そういえばCDからの起動を試みる際にTABキーを押しても、
live、live-safeいずれのラベルも表示されませんでした。
白い背景にふたつのペンギンアイコンが現れて、それぞれの
足元にはなぜか指定した覚えのない
Config File Not Found
と
boot
というラベルが表れます。
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