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[gentoojp-docs 280] Re: Guide to Mutt E-mail翻訳



萩原です。

> 津田です。
> 
> 
> 翻訳が非常に遅くなって申し訳ありません。
> 急に忙しくなってしまったもので…
> ようやくGuide to Mutt E-mailの翻訳完了させました。

読んでみました。

まず、XMLにいくつか</p>の抜けがありました。
あと、オリジナルのリビジョンの記載がありませんでした。
ので、その2点を直したものを添付しておきます。
#ちなみにファイル名は、-jaを付けない方が良さそうです。

以下、気になったことを書いてみます。

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<全般的に>

・ところどころ半角の「・」が入ってたんですが、
  これって、バケませんっけ?

・Fetchmailとfetchmail、Procmailとprocmail、Muttとmuttという感じで、
  固有名詞のキャピタライズが統一されてませんでした。
  ざっと調べたところ、fetchmail、procmail、Muttという感じみたいなので、
  それで統一した方が良いと思います。

・半角の数字と全角の数字が入り混じってるので、
  これも統一した方が良さそうです。

<1.はじめに:E-mailとは>

・「あなたはこれで可能な事の多さに驚くでしょう。」

  「これ」というのを明記せず、
  「あなたは可能な事の多さに驚くでしょう。」の方が読みやすそうです。

・「ポート25番」

  25番ポート、という言い方の方が一般的かなあと思いました。

・「このシステムはfetchmailが取ってくるメールをポート25番に転送するのでは
    なく、直接メール・デリバリー・エージェント(MDA)に渡すことができる、と
    いうことによって実現されています。」

  どこまでが最初の句読点の前の「のではなく」で否定されているのか、
  少しつかみづらい気がしたので、前の分から受けて、

  「こういう風に省略できるのは、fetchmailがメールを25番ポートに転送するこ
    となく直接メール・デリバリー・エージェント(MDA)に渡すことができるから
    です。」

  のような感じかなと思いました。

・「そして、私たちは単純なよくある外へのメールの配送に複雑なMTAを使う必要
    はありません。」

  「つまり、・・・必要がないというわけです。」
  という感じの方が良いかなと思いました。


・「そして、ファイルを設定するためのたった4つの簡単なステップをふめば、
    全く新しいe-mailシステムを走らせられることでしょう。」

  意訳しすぎかもしれませんが、

  「では以下の簡単な4つのステップに沿ってファイル編集していきましょう。
    たったこれだけで、全く新しいe-mailシステムを走らせられるはずです。」

  のような感じまでやっちゃった方が、読みやすくなると思います。

・「各ステップが終わった後、セットアップが正しいかを確かめるためにテスト
    することができます。つまり、終わった時点で、完璧に動作するe-mailシス
    テムをあなたは手に入れている、ということです。」

  ここでの"can"は、軽い命令形かなと思いました。

  「各ステップの後で、正しくセットアップされたかどうかテストすると良いで
    しょう。そうすれば、全ステップが終了したとき、完璧に動作するe-mailシ
    ステムが手に入ることになります。」

  のような感じでどうでしょう。

<2.Fetchmail>

・「Fetchmailはリモート・サーバー群からメールを取ってきて、ローカル・マシ
    ンの配送システムに渡します。これを使うためには自分のホーム・ディレク
    トリに以下の例のような.fetchmailrcファイルを設定しておく必要がありま
    す。」

  fetchmail自体の説明というより、
  今回の一連の作業の中での役割の話だと思うので、

  「fetchmailを、リモート・サーバ群からメールを取ってきて、ローカル・マシ
    ンの配送システムに渡すように設定します。そのため、自分のホーム・ディ
    レクトリに以下のような.fetchmailrcファイルを設定してください。」

  のような感じの方が良いんじゃないかと思いました。

・「テストの間は、おかしくなって、もう一度メールを取ってくる必要になった時
    のために、リモート・サーバーにメールを置いておく(-k)のがいいでしょう。」

  「おかしくなって」が唐突だったのと、
  原文だと"keep (-k)"となっている部分が、
  訳すとわかりづらくなっているような気がしたので、

  「テストの間は、うまくいかなくて再度メールを取ってこなくてはいけなくなる
    場合もありますから、リモート・サーバーからメールを削除しないよう、fetc
    hmailに-kオプションを渡すと良いでしょう」

  のような感じかなと思いました。

<3.Procmail>

・「これはまたmutt・・・」

  「これ」を付けてしまうと、
  「これ」がprocmailを指すことが逆にわかりにくくなるので、
  あえて「また、mutt・・・」のようにした方が良いかなと思います。

・「今は3つのgentooのメーリングリストをメールからgentoo-dev、gentoo-user、
    gentoo-announce、というメールボックスへとフィルタリング」

  ちょっと読みにくい気がしたので、

  「今回はgentooの3つのメーリングリストのメールを、gentoo-dev、gentoo-user、
    gentoo-announce、というメールボックスへとフィルタリング」

  という感じでどうでしょうか。

・「これが存在するのを確認しましょうi」

  「このディレクトリが存在するのを確認しましょう」
  と、ちゃんと言ってあげた方が良いと思います。

・「各条件はかつで結ばれ」

  ちょっとわかりにくい気がするので、
  「各条件はAND条件として評価され」
  という感じでどうでしょうか?

  これでもわかりにくいかもしれませんが。

・「行動を記した行が続きます。。」

  →「行動を記した行が続きます。」

・"catch duplicates using formail"以降のコメントが訳されてませんでした。

・"condition line"を「条件行」と訳している一方、
  "action line"が訳されていません。

  と思ったら↑の「行動を記した行」がそうでしょうか。

・「-k オプションは再び動かしたときに取ってこれるよう、」

  「-k オプションは、やり直しのときに再度メールを取ってこれるよう、」

  とかの方が伝わりやすいかなと思いました。

<4.Mutt e-mail クライアント>

・「今はメールボックスのすべての」

  「今は」より「今回は」という言い方の方が良さそうな気がします。

・「あなたはホーム・ディレクトリに.muttrcファイルを作る必要もあります。」

  「必要もあります」の「も」が唐突なので、
  確かに原文では"also"とあるんですが、
  「必要があります」で良いような気がします。

・"show a mini-index in pager"などのコメントが訳されてませんでした。

・「より多くの例やヘルプには、http://mutt.netliberte.org/を見てみて下さい。」;

  →「より多くの例やヘルプは、・・・」かなと。

  あと、日本語のページも訳注でリンク張ると親切かもしれません。

  http://www.emaillab.org/mutt/
  など。

・「これは、テスト2でfetchmailコマンドを実行したときに作ったMuttのメールボ
    ックスを表示して、メニュー付きのMuttを開くはずです。」

  「こうすると、・・・」かなと思います。

<5.SMTP>

・「この設定はは最も簡単で、」

  「この設定はいままでで一番簡単で」という感じかと思います。
  何の中で最もなのかが、よくわからないので。

・「Muttのページャーやインデックスでは、あなたのメールアドレスに対してテス
    トメールを送るにはmキーを押します。」

  たぶん、

  「Muttのページャーかインデックスの画面でmキーを押し、自分のメールアドレ
    スに送信するテストメールを作成しましょう。」

  のような感じだと思います。

・「送信済みのメールを保管しておくの場所に」

  →「送信済みのメールを保管しておく場所に」

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以上です。

-- 
萩原佳明(hagi@xxxxxxx)

Attachment: guide-to-mutt-ja.html
Description: Binary data