萩原です。 > 津田です。 > > > 翻訳が非常に遅くなって申し訳ありません。 > 急に忙しくなってしまったもので… > ようやくGuide to Mutt E-mailの翻訳完了させました。 読んでみました。 まず、XMLにいくつか</p>の抜けがありました。 あと、オリジナルのリビジョンの記載がありませんでした。 ので、その2点を直したものを添付しておきます。 #ちなみにファイル名は、-jaを付けない方が良さそうです。 以下、気になったことを書いてみます。 ========================================================================= <全般的に> ・ところどころ半角の「・」が入ってたんですが、 これって、バケませんっけ? ・Fetchmailとfetchmail、Procmailとprocmail、Muttとmuttという感じで、 固有名詞のキャピタライズが統一されてませんでした。 ざっと調べたところ、fetchmail、procmail、Muttという感じみたいなので、 それで統一した方が良いと思います。 ・半角の数字と全角の数字が入り混じってるので、 これも統一した方が良さそうです。 <1.はじめに:E-mailとは> ・「あなたはこれで可能な事の多さに驚くでしょう。」 「これ」というのを明記せず、 「あなたは可能な事の多さに驚くでしょう。」の方が読みやすそうです。 ・「ポート25番」 25番ポート、という言い方の方が一般的かなあと思いました。 ・「このシステムはfetchmailが取ってくるメールをポート25番に転送するのでは なく、直接メール・デリバリー・エージェント(MDA)に渡すことができる、と いうことによって実現されています。」 どこまでが最初の句読点の前の「のではなく」で否定されているのか、 少しつかみづらい気がしたので、前の分から受けて、 「こういう風に省略できるのは、fetchmailがメールを25番ポートに転送するこ となく直接メール・デリバリー・エージェント(MDA)に渡すことができるから です。」 のような感じかなと思いました。 ・「そして、私たちは単純なよくある外へのメールの配送に複雑なMTAを使う必要 はありません。」 「つまり、・・・必要がないというわけです。」 という感じの方が良いかなと思いました。 ・「そして、ファイルを設定するためのたった4つの簡単なステップをふめば、 全く新しいe-mailシステムを走らせられることでしょう。」 意訳しすぎかもしれませんが、 「では以下の簡単な4つのステップに沿ってファイル編集していきましょう。 たったこれだけで、全く新しいe-mailシステムを走らせられるはずです。」 のような感じまでやっちゃった方が、読みやすくなると思います。 ・「各ステップが終わった後、セットアップが正しいかを確かめるためにテスト することができます。つまり、終わった時点で、完璧に動作するe-mailシス テムをあなたは手に入れている、ということです。」 ここでの"can"は、軽い命令形かなと思いました。 「各ステップの後で、正しくセットアップされたかどうかテストすると良いで しょう。そうすれば、全ステップが終了したとき、完璧に動作するe-mailシ ステムが手に入ることになります。」 のような感じでどうでしょう。 <2.Fetchmail> ・「Fetchmailはリモート・サーバー群からメールを取ってきて、ローカル・マシ ンの配送システムに渡します。これを使うためには自分のホーム・ディレク トリに以下の例のような.fetchmailrcファイルを設定しておく必要がありま す。」 fetchmail自体の説明というより、 今回の一連の作業の中での役割の話だと思うので、 「fetchmailを、リモート・サーバ群からメールを取ってきて、ローカル・マシ ンの配送システムに渡すように設定します。そのため、自分のホーム・ディ レクトリに以下のような.fetchmailrcファイルを設定してください。」 のような感じの方が良いんじゃないかと思いました。 ・「テストの間は、おかしくなって、もう一度メールを取ってくる必要になった時 のために、リモート・サーバーにメールを置いておく(-k)のがいいでしょう。」 「おかしくなって」が唐突だったのと、 原文だと"keep (-k)"となっている部分が、 訳すとわかりづらくなっているような気がしたので、 「テストの間は、うまくいかなくて再度メールを取ってこなくてはいけなくなる 場合もありますから、リモート・サーバーからメールを削除しないよう、fetc hmailに-kオプションを渡すと良いでしょう」 のような感じかなと思いました。 <3.Procmail> ・「これはまたmutt・・・」 「これ」を付けてしまうと、 「これ」がprocmailを指すことが逆にわかりにくくなるので、 あえて「また、mutt・・・」のようにした方が良いかなと思います。 ・「今は3つのgentooのメーリングリストをメールからgentoo-dev、gentoo-user、 gentoo-announce、というメールボックスへとフィルタリング」 ちょっと読みにくい気がしたので、 「今回はgentooの3つのメーリングリストのメールを、gentoo-dev、gentoo-user、 gentoo-announce、というメールボックスへとフィルタリング」 という感じでどうでしょうか。 ・「これが存在するのを確認しましょうi」 「このディレクトリが存在するのを確認しましょう」 と、ちゃんと言ってあげた方が良いと思います。 ・「各条件はかつで結ばれ」 ちょっとわかりにくい気がするので、 「各条件はAND条件として評価され」 という感じでどうでしょうか? これでもわかりにくいかもしれませんが。 ・「行動を記した行が続きます。。」 →「行動を記した行が続きます。」 ・"catch duplicates using formail"以降のコメントが訳されてませんでした。 ・"condition line"を「条件行」と訳している一方、 "action line"が訳されていません。 と思ったら↑の「行動を記した行」がそうでしょうか。 ・「-k オプションは再び動かしたときに取ってこれるよう、」 「-k オプションは、やり直しのときに再度メールを取ってこれるよう、」 とかの方が伝わりやすいかなと思いました。 <4.Mutt e-mail クライアント> ・「今はメールボックスのすべての」 「今は」より「今回は」という言い方の方が良さそうな気がします。 ・「あなたはホーム・ディレクトリに.muttrcファイルを作る必要もあります。」 「必要もあります」の「も」が唐突なので、 確かに原文では"also"とあるんですが、 「必要があります」で良いような気がします。 ・"show a mini-index in pager"などのコメントが訳されてませんでした。 ・「より多くの例やヘルプには、http://mutt.netliberte.org/を見てみて下さい。」; →「より多くの例やヘルプは、・・・」かなと。 あと、日本語のページも訳注でリンク張ると親切かもしれません。 http://www.emaillab.org/mutt/ など。 ・「これは、テスト2でfetchmailコマンドを実行したときに作ったMuttのメールボ ックスを表示して、メニュー付きのMuttを開くはずです。」 「こうすると、・・・」かなと思います。 <5.SMTP> ・「この設定はは最も簡単で、」 「この設定はいままでで一番簡単で」という感じかと思います。 何の中で最もなのかが、よくわからないので。 ・「Muttのページャーやインデックスでは、あなたのメールアドレスに対してテス トメールを送るにはmキーを押します。」 たぶん、 「Muttのページャーかインデックスの画面でmキーを押し、自分のメールアドレ スに送信するテストメールを作成しましょう。」 のような感じだと思います。 ・「送信済みのメールを保管しておくの場所に」 →「送信済みのメールを保管しておく場所に」 ========================================================================= 以上です。 -- 萩原佳明(hagi@xxxxxxx)
Attachment:
guide-to-mutt-ja.html
Description: Binary data