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[gentoojp-docs 587] Masked Packages FAQ
- Subject: [gentoojp-docs 587] Masked Packages FAQ
- From: kamo@xxxxxxxxxxxxxx (KAMO Tomoyuki)
- Date: Tue, 11 Nov 2003 18:37:51 +0900
はじめまして、かもと申します。
「Portage ユーザガイド」からリンクが張られている Masked Packages の
FAQ (https://forums.gentoo.org/viewtopic.php?t=33534) を訳してみました。
改行位置やタグはあちこち変えてあります。
うちの環境 (XEmacs 21.4 の psgml.el かな?) だとなぜか「/」で警告が出
るので「/」に置き換えました。
ML を見ていると mask 関連の質問がよく出るようなので訳文が
gentoo.gr.jp なり gentoo.org なりにあった方がいいと思うんですが、いか
がでしょう?
forum かメールで著者に許可を得る → XML に整形 → 再度ここで査読 →
web に置く、といった感じで進めていけばいいでしょうか。
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≡ ≡
. . 『n 長 m 短』
C ▼ 加茂智之 ◇ kamo@xxxxxxxxxxxxxx
Title: Gentoo Forums :: View topic - GF5: Masked Packages
GF5: mask されたパッケージって何?
特別な行動を取らない限りシステムにインストールされないパッケージ。
/usr/portage/profiles/package.mask にエントリを書くとパッケージは
maske される。かつては、パッケージを mask する方法はこれ以外になかった。
package.mask で mask に設定されているパッケージをインストールするには、そのパッケージ
の行をコメントアウトすればよい。
package.mask は "emerge sync" で上書きされるため、sync すると変更点が保存されないこ
とに注意。
これに対するいくつかの回避策が
emerge overwrites packages.mask
にある。
packages.mask にエントリを追加すれば、問題のあるパッケージを mask することもできる。
パッケージを mask するより新しい方法は、ebuild ファイル中で KEYWORDS を宣言する
ことだ。
それぞれのアーキテクチャ (x86, ppc, sparc, sparc64, alpha) ごとに、'-arch' のマーク
で "動かない"を、'~arch' で "unstable" を、'arch' で "stable" を意味する。
unstable な ebuild に対するあなたの寛容度を /etc/make.conf の中の
ACCEPT_KEYWORDS で定義できる。
例えば、ACCEPT_KEYWORDS="~x86" とすると x86 アーキテクチャで unstable なパッケージを
受け入れることになる。
デフォルトの profile では stable なパッケージのみを受け入れるよう設定されている。
ACCEPT_KEYWORDS はコマンドラインでも設定できる。
例:
Code: |
ACCEPT_KEYWORDS="~x86" emerge -pv unstablepackage |
'=' の左右に空白を入れないよう注意。
現時点では ACCEPT_KEYWORDS をパッケージ (群) に "貼り付ける" 方法はないため、stable
なパッケージと unstable なパッケージを混在させるのはいくぶん複雑になってしまう。
うまくいけば "変数貼り付け機能" が Portage に実装されるだろう。
この件に興味がある方は
bug #3252
を参照。
ebuild へのフルパスを emerge に渡すことはいつでもできる。
これにより mask のチェックをすべて飛ばしてインストールできる。
これが mask されているパッケージをインストールするもう一つの手っ取り早い方法だ。
この手法には依存性チェックも飛ばしてしまったり world ファイルへ記録しそこなったりと
いうマイナスの面もあるので、一般的な使用には勧められない。
Portage の 2.0.48 以上を使っているなら、package.mask を変更せずに mask されたパッケー
ジをインストールするという別な選択肢がある。
/etc/portage/package.unmask ファイルに category/package のエントリを
追加でき、"emerge sync" しても影響を受けない。
望むなら、パッケージをローカルで mask することもできる。Portage 2.0.48 の古いバー
ジョンでは、これをするファイルは /etc/portage/profiles/package.mask
である。Portage 2.0.48-r4 以上では、このファイルは
/etc/portage/package.mask に移動された。
どのバージョンのパッケージが利用可能かの概要を見るには、gentoolkit パッケージに含ま
れる "etcat" コマンドを使うとよい。
例:
Credits: TRauMa は override と etcat の段落のコマンドラインのサンプルを提案した。