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[gentoojp-docs 324] Re: portage-manual.htmlの翻訳です。



萩原です。

> portage-manual.htmlの翻訳を終わらせました。

おつかれさまです!
#って言うのが遅いですが。

何故か新幹線の中でプリントアウトしたものを読んでたんですが、
結構読みやすくてニコニコしちゃいました(笑)。

で、とか言いながら、ツッコんでみます。

毎度長くてすみません。

あ、そういえばこれもオリジナルのリビジョン、上がってるみたいです。

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<全体>

・「1つ」と「一つ」が混在しているようです。

・「なんとかかんとかです。:」となってる場合と、
  「なんとかかんとかです:」となってる場合が、
  それぞれありました。
  個人的な趣味としては、後者の方が良いかなと思います。

・「()」と「()」、カッコが双方使われているようでした。
  合わせた方が良いのかなあと。

<タイトル>

・やらなくても良いかもしれないですが、
  一応「Portageマニュアル」とした方が、
  よりGoogle等で拾われるかもしれません。

<1.Portageの概要>

・他の章にもあると思いますが「USE setting」という部分が少し気になりました。
  ちょいと意訳ぎみというかアレなんですが、わりと他の原稿とかって、
  「USEフラグ」って言い方してる場合が多いと思うんですね。
  で、原文はもちろん「フラグ」なんて言い方してないのですが、
  その方がわかりやすいかなーと。

・「freetypeの1.xは2.xと共存しません、しかし、」

  →「〜共存しません。しかし〜」

・「我々は、この解決方法が根本的に不備のあるパッケージ管理システムのサイン
    だと考えています。」

  ちょっと直訳っぽいかなと思いまして。

  「こういう解決方法はそのパッケージ管理システムに根本的な不備があることを
    端的に表していると我々は考えます。」

  のような感じでどうでしょうか。

  でも「サイン」って、ちょっとカッコいいかなあとも思ってみたりして。

・セクションタイトルの"Profiles"は、
  "profile"もしくは「profile機能」という感じの方が良いかと。

・「Portageは実際にどのようにパッケージをビルド、インストールするか、有効、
    無効のprofileと共にebuildファイルにより解釈します。」

  ちょっとどの言葉が何を修飾しているのか、曖昧になってる気がします。

  「Portageは、実際にどのようにパッケージをビルド、インストールするかを、
    profileによる有効、無効の情報と、ebuildファイルにより解釈します。」
  
  という感じでどうかなと思いました。

<2.Portageの設定>

・「USE設定」も、「USEフラグ」としちゃった方が、良いのかなあと。

・「gnome USE設定」

  なんとなくなんですが、
  「gnomeというUSEフラグ」とか、
  「USEフラグのgnome」とか、
  そういう風な方が良いかなと。

  なんとうか、gnome USEという設定があるわけではなくて、
  USEの設定の中にgnomeという値があることを、
  明確にしたいかなと。

・「gnome USE設定を有効にすることで、それらと同様のパッケージにおいてGNOME
    サポートを有効にできます。」

  ここ、USEフラグを変えることで、たとえ同じパッケージであっても、
  GNOMEサポートを簡単に有効、無効にできることを言いたいのだと思うのです。

  ので、

  「USEフラグでgnomeをオンにしておくと、まさにその同じパッケージでGNOMEサ
    ポートを有効にできます。」

  とか、そんな風だとどうでしょうか。

・「チェックする順序にかんして」→「〜に関して」

・「Defaults(初期値)」、「Auto(自動)」、「Conf(コンフ)」、「Env(環境)」、
  のそれぞれですが、これは実際にUSE_ORDERに指定するものなので、
  それぞれ、"defaults"、"auto"、"conf"、"env"で良いと思います。

・「〜もしくは無効にしたいものがあるけれども前述の2つの設定箇所でその設定
    したくない場合、〜」

  →「〜その設定をしたくない場合、〜」

・「シェル環境」

  こう言ってしまうと、シェル自体の環境にも取れそうなので、
  「シェルの環境変数」と、原文を補う形が良いのかなと。

・「CHOST設定はユーザがどのプラットホームを編集しているかについて指定しま
    す、CFLAGSと〜」

  →「〜指定します。〜」

・「それらのデフォルト設定を変更することは、コンパイラ〜」

  「テスト済みのデフォルト設定を〜」のような感じはどうでしょうか。

・「CURRENTFILE - ???」

  これ、原文もこうなっているわけですが、
  普通に翻訳読む人にとっては、翻訳のミスのように見えちゃうと思うんですね。

  ので、「〜???(訳注:原文ママ)」とかの方が良いかなと。

・「もしも既にインストールされているパッケージのインストールをしようとする
    ならば、 それは._cfg0000_nameというようなファイル名にリネームします。 」

  「それ」というのが、やはりナニかなあと思いまして、

  「〜ならば、設定ファイルは._cfg0000_name〜にリネームされます。」

  とか、そういう感じだとどうでしょうか。

・「保護を 無効に」

  スペースが入っちゃってますんで、XMLの改行位置を変更すると良いかもです。

・「パスに対し"サンドボックス"を前もって保護することを有効にする。」

  ごめんなさい、この文、よく意味がわかりませんでした。
  ちなみに他のドキュメントでは"sandbox"となっていることが多いようです。

  で、実はこのsandboxってどんな機能か理解してないことに気がついたので、
  IRCで質問したところ、

  <hagi>    make.confのsandboxって、何やってくれるんですっけ。。。
  <nakano>  デフォルトのはずですけど、作業ディレクトリ以外に書き込みができ
            ないようにする機能だと思います
  <nakano>  emerge中に。

  と教えてもらいました。

・「PortageSYNC設定」

  →「Portage SYNC設定」

・「開発者CVS」

  「開発者用CVS」かなあと。

・"Mirrors"というセクションタイトルがありますが、
  「ミラー」で良いかなと。

・「親しい国内のメーリングリスト」

  「親しい」がちょっとアレかなと思いまして、
  「国内にある馴染みのメーリングリスト」とか、
  そんな感じだとどうかなと思いました。

<3.パッケージ管理>

・セクションタイトルの"Merging Packages"は、
  「パッケージのマージ」とかですかね。

・「このコマンドは、いくつかの必要な依存性〜をコンパイル、インストールし、
    それから〜」

  「依存性」をコンパイルやインストールするのは、
  ちょっとヘンかなと思います。

  「このコマンドは、依存関係にあるいくつかの必要なパッケージ〜」

  のような感じは如何でしょう。

・「これらの引数の --pretend はおそらくもっとも便利なものです。」

  「引数」を"--pretend"する、みたいに一瞬読めるかなと思いまして、
  「これらの引数の中で --pretend は〜」のような感じの方が良いかなと。

・「この引数が使われるとき、実際にインストールはされません。」

  少しヘンかなあと思いまして、

  「この引数が使用されると、実際にはインストールされません。」

  のような感じだとどうでしょうか。

・「その代わりに、Portageはコマンドを実行する間、インストール対象か、 更新
    するパッケージのリストを表示します。」

  「インストール対象」も「更新するパッケージ」も、
  どちらも表示するはずなので、

  「〜インストール対象や更新するパッケージのリスト〜」

  のような感じの方が良いかなと思いました。

・「Uというマークがあるパッケージはパッケージの以前のバージョンがすでにイ
    ンストールされたことを示し、そして、今回のemergeによりパッケージをアッ
    プグレードします。」

  たぶん、途中で主語が変わってしまっています。
  あと「すでにインストールされた」というと、
  今回の処理でインストールされたみたいな感じがするので、

  「〜の以前のバージョンがすでにインストールされていることを示し、そして今
    回のemergeにより各パッケージがアップグレードされます。」

  のような感じだとどうでしょうか。

・「その他に利用可能な引数」

  「その他の〜」かなと思います。

・--emptytreeのところの、

  「このオプションを指定すると、Portageに対して依存するパッケージが無い、
    もしくは依存するパッケージがすでにインストール済みであるかのように見せ
    かけます。」

  ですが、原文の"none"は、
  "dependencies"とorの後の"packages"双方にかかってると思います。

  「〜Portageに対して、そのパッケージの依存関係やそのパッケージが依存して
    いるパッケージがまったくインストールされていないかのように見せかけます。」

  のような感じなのかなと思いました。

  「依存関係」が「インストールされていない」というのも、
  変かなとは思うのですが。

・「mergeされます」等の言葉が出てくるのですが、
  その上の方で「マージング」というような言葉も出てくるんですね。
  で、どっちかに統一した方が良いと思うんですが、
  日本人的に、"emerge"と"merge"って見間違いやすいかなと思いまして、
  「マージされます」とかの方が良いのかなあと。

・「その場所は、シェルの環境変数PKGDIRにより指定することができます。」

  「その」ではなく、「コンパイル済みパッケージがある場所は」とか、
  具体的に言ってあげるのはどうでしょうか。

・セクションタイトルの「パッケージの削除(Unmerging Packages)」なのですが、
  恐らく、後でunmergeの話があるので()に原文が残ってるのかなと思います。
  でも、「パッケージの削除(unmerge)」ぐらいで良いんじゃないかと思います。

・「"unmerging"の行為は〜」

  「"unmerge"するという行為は〜」とかじゃないでしょうか。

・「それがremergedされるまで」も、
  「それが再度マージされるまで」のような感じかなと思います。

・「パッケージの範囲を指定する方法の、その他の例はemerge --helpのコマンド
    で知ることができます。」

  この「、」は、不要ではないかと。
  もしくは「例は」の後でしょうか。

・「パッケージのUnmergingは危険です。」

  「パッケージのunmergeは危険です。」という感じだと思います。

・「〜Portageが削除を拒否したことを意味します。(複数のパッケージは頻繁に同
    じディレクトリに対する所有権を要求します)。 」

  全体的に「なんとか(ほにゃらら)。」という形を使われていると思うので、
  「意味します。」の「。」は不要かと。

  と思ったら後の方で「なんとか。(ほにゃらら)」という形もありました。
  個人的には「なんとか(ほにゃらら)。」が良いと思います。

・「〜profileによって推奨される構成に乗っ取って、〜」

  一瞬、なのですが、フックみたいな形で「乗っ取」るのかと思ってしまいました。
  「構成に基づいて」とかどうでしょう。

・「パッケージは、新しいバージョンが存在するとき(world profileにリストアッ
    プされている場合に限ります)、〜」

  ちょっとだけ、何が「リストアップ」されているのか曖昧なので、
  「〜(そのパッケージがworld profileに〜)」のような感じの方が良いかなと。

・「またPortageは、world profileに記述されている依存関係のあるパッケージを
    最新状態にアップグレードしようとします。」

  「world profileに記述されている依存関係」なのか、
  「依存関係のあるパッケージ」なのか、
  「world profileに記述されているパッケージ」なのか、
  ちょっと曖昧かなと思いました。

  「〜world profileに記述されているパッケージが依存しているパッケージ〜」

  のような感じでどうでしょう。

・「注意する興味深いエントリは、mozillaパッケージ(=net-www/mozilla 0.9.8-
    r3) のためのエントリです。 」

  少し直訳っぽすぎかなあと思いました。
  他の文章がこなれた日本語なだけに、やや唐突かと。

  このあたりは趣味の問題だと思いますが、

  「ところで、mozillaパッケージ(=net-www/mozilla 0.9.8-r3)の行って、ちょ
    っと他とは違いますよね。」

  とか、そんな風にしてみるのは如何でしょう。

・「Portageは、worldファイルに記述されている全てのパッケージの 更新を試み、
    依存関係に必要なすべてのパッケージも更新を行います。」

  「パッケージの 更新」→「パッケージの更新」

  それと、「依存関係に必要な」というのが、少しヘンかなと思いました。

  「依存関係にある」とか、そんな感じかなと。

  でもヘンじゃないかもしれません。
  #ってどっちだ(笑)。

・「パッケージのアップグレードに必要とされる依存したパッケージは、利用可能
    な最新状態へのアップグレードを行われます。」

  ちょっと意味がつかめませんでした。

  「パッケージのアップグレードに必要とされる依存パッケージは、利用可能な最
    新状態へアップグレードされます。」

  とか、どうでしょう。

・「インストール済みの全てのソフトウェアをリコンパイルしたいと望んでいるよ
    うなユーザによって活用されうるでしょう。」

  「活用されうるでしょう」→「もってこいでしょう」

  というのは如何でしょうか。

・「World Updateは、worldファイルに記述された全てのパッケージとその依存関
    係を更新しようと試みます。」

  やっぱりどうも気になってしまうのですが、更新するのは依存関係ではなくて、
  パッケージだと思うのです。

  ので、「〜その依存パッケージを更新しようと試みます。」とかかなあと。

・「〜手動で全てのパッケージをremergeするのは勘弁、〜」

  「remergeする」→「再度emergeする」とかかなと。

・「〜といったユーザにとっては役立つことでしょう。。」

  「。。」→「。」

・「〜--pretend 引数を付け加えることで 再コンパイルされる〜」

  →「〜ことで再コンパイル〜」

・"Cleaning System"

  「システムのお掃除」とかでしょうか。

・「Portageは、同じバージョンのソフトウェアを複数バージョンとしてお互いの
    上にインストールすることができます。 」

  ごめんなさい、この文、よくわかりませんでした。
  で原文読んでみたんですが、原文もよくわかりませんでした。

  「Portageは、同じバージョンのソフトウェアを複数共存してインストールする
    ことができます。」

  とか、そういうことですよね、たぶん。

・「パッケージの除去(Pruning Packages)」

  ここも、「パッケージの除去(prune)」で良いかなと。

・「emergeコマンドは、クォートで囲った正規表現を検索文字列として受けつけ、
    検索を行う機能があります。」

  「emergeコマンドには、〜」かなと。

・「emergeが持つ多くのオプションとその動作のより多くの情報は 〜」

  「emergeが持つ多くのオプションと、そのオプションがどういう動作をするのか
    についての情報は〜」

  という感じじゃないかと思います。

・「Gentooユーザーズによって作成された、利用可能ないくつかのユーティリティ
    が、あなたの人生をより楽チンなものにしてくれます。」

  「Gentooユーザーのみなさん」で良いかなと。

  あと「利用可能な」は取ってしまって良いかもしれません。

・「vimを使用して/etcファイルのマージングを支援するシェルスクリプト」

  これ、etc-updateの説明ですが、特にvim特化じゃないですよね。
  というか、原文の間違いなんですが。
  訳注とかで入れておくと良いかもしれません。

  「vim(訳注:ではなくてEDITORに設定されたプログラム)」

  とか。

・「syntaxのようなRPMと別のパッケージ・データベース検索ツール」

  「RPMのような文法を持つもうひとつのパッケージ・データベース検索ツール」
  
  かなと。

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萩原佳明(hagi@xxxxxxx)